11 航法ルートを作成しよう
  ここではログを作成してみようで触れなかった細かなところに注意しながら航法ルートの作成を見ていきます。
11.1 準備事項
 ・地図の選定 : ルート作成中に地図の切替ができませんので飛行予定に応じた
  地図を選びます。詳細な地点は、後で地図を切替確認、修正ができますのでなるべく小縮尺地図がよい。
  また拡大縮小は、動きを遅くしますので1倍が好ましいです。
 ・カラーパレットの選択 :1/20万地図利用の場合は、カラーパレットを切り替えることにより、より見やすい
  地形表示または標高別色分け表示が可能です。

 ・ガイドパネル(Point)選定 : クリック点からの真方位、距離が表示され、関係地点からのポイントを取るときに利用します。
  (例えば串本VORから270°15NMの地点を選定する場合)
  X: Y:で示される数値は、UTM座標なのでこれを利用して自衛隊で利用されている座標数値を読み取ることができます。
 ・表示レイアーの選定 :飛行目的に応じた地名情報を表示します。
 ・緯線経線の表示 :緯度経度を参考にして計画する場合に表示させます。
 ・GPS ルートおよびトラックボタンの確認 :押し込まれ「ON」の状態にあるか確認します。
 ・表示測地系の確認 : 出力緯度経度情報出力選定で、日本も2002年から世界測地系を使用にかわりましたので
  (WGS 84)の世界測地系を選定します。
11.2 地点選定要領
 ・画面上どこでも地点の選定が可能です。
 ・アイコン表示の地点は、アイコンの中心位置を指します。
 ・アイコン名がポップアップ状態のときは、カーソルがアイコンの中心になくても位置情報は、中心の情報を取得します。
 ・アイコン近くのポイント選択でアイコン名がホップアップするのを避けたい場合は、+スペースキーで選択します。
 ・アイコンが重なっている場合は、そのまま数秒待つとアイコン一覧が表示され選択します。

11.3 関係地点の選定 
 ・VOR等からの関係地点選定は、例えばPQE(館山VOR)から真方位180度15NMの地点を例に
  説明します。
 ・スタート地点の場合: まづカーソルで基準地点をPQEを選択し、ルート作成を開始します。
                そのままパネル表示を参考に180°15NMの地点を選定して次のポイント
                に移ります。
                ルート確定後、最初のPQEのウェイポイントを削除します。
 ・ルート中間ポイントの場合:まづ基準ポイントPQEを選定し、次に180°15NM地点にカーソルを移
                 動させる。  (
ここでクリックしない
                 カーソルが正確な位置あることを確認しマウスを動かさないようにして右クリッ
                 クします。
                 「一つもどる」のダイアログが表示されたら、キーボードからUボタンをクリックし
                 て先のポイントを解消します。
                 続いてマウスを移動させることなく左クリックにより地点を選定します。          
                  このほか確定後基準地点ポイントを削除する方法もあります。
 ・緯度経度線を基準とした選定は、表示する間隔をメニュー「表示」−「表示の設定」の緯線軽線タグで設
  定します。

 主線、補助線それぞれ色分け表示は、わかり易いです。
  表示された緯線経線を参考に地点を選定していきます。

図11−1クリックで拡大します。
11.4 ルート作成手順
 ・スタート地点にカーソルを置く(アイコン地点は、アイコン名がポップアップ状態にする)
 ・右クリックによりルート作成を選択して線付きカーソルに変化させる。
 ・左クリックにより地点を選択する。
 ・ルート作成にあたりカーソルの移動にともなって表示されるラインにより管制圏、訓練空域等の関係通過点を
  確認しつつ、かつパネルに表示される標高を参考にルートを選定します。
 ・途中選択地点を取り消す場合は、右クリックにより「1つもどる」を選択して取り消します。
 ・終了地点では左クリックで地点選定後、右クリックにより確定を選択します。
 ・ルート名を入力し、線種、線色、線幅を必要に応じて変更確定します。
11.5 作成ポイントの変更
 ・地点名の変更   :変更したいアイコンを選択しダブルクリックによりプロパティ(図11−2)を表示
               させます。
               名前の枠に新しい名称を入力し「OK」で確定します。 
               ここでアイコンの変更およびルートの線色も変更できます。  
 ・ポイント位置の微調整:位置の微調整は、位置調整アイコンにカーソルを置き右クリックします。
               メニューリストから「ジャンプ」を選択し大縮尺の地図に切り替えます。
               画面中央にポイントともにルートも表示されます。
               変更アイコンを左クリックして新しい地点にドラッグ&ドロップします。
               確認ダイアログが開きますので「確定」をクリックして確定します。
 ・途中ポイントの追加 :追加したいルートの位置アイコンを画面上に表示せます。
               アイコンを基準として追加したい側からアイコンにカーソルを接近させます。
               ルート名がホップアップしたら右クリックしメニューリストから「ポイントの操作」を
               選択します。
               サブリストから「追加」を選択します。
               ポイントプロパティが表示されますので「OK」ボタンで追加されます。
               追加される場所は、追加した側の両アイコンの中間
 ・ポイントの削除   :ポイントの追加と同じ手順でサブリストから「削除」選択を選択します。 
                   
図11−2クリックで拡大します。
12 標高・距離・方位の確認
     ここでは先に作成した女満別から札幌間の飛行経路をグラフと数値的で見ていきます。

図12−1
12.1グラフ表示
 ・ 飛行経路をグラフ化します。
   飛行ルート上アイコンにカーソルを置きルート名がホップアップ表示されたら、
   右クリックします。(表示地図は標高表示される地図でなければなりません)
   画面左上方に、縮小されたグラフがあらわれるので、拡大ボタンで拡大します。

 ・ グラフ説明:グラフは図12−2のようにルート、選定地点名および全経路の標高を表してます。
          各レグは、区間1・区間2・・・と区切られており、区間1と表示された部分
(赤□部位)
          をクリックすると該当部位が反転表示され細部情報が右上青枠に表示されます。
          もう一度クリックすると解除されます。
          全体の細部情報は右横オレンジ枠部位に表示されます。
          細部情報を拡大したのが右端画面端で選択範囲(図12−3)と
          全区間(図12−4)を表示しています。

図12−2クリックで拡大します。

図12−3

図12−4
12.2 標高取得
    飛行高度選定の大きな要因の1つは標高でありグラフ化
    することにより
軽易に取得が可能であります。また区間表示
    をはずしアイコン(人の形)を最高地点(図12−5)までドラッグ
    した後グラフ表示を最小化すると地図上の経路上にアイコンが
    表示され(図12−6)その場所が確認できます。
    ここでは最高が2750Feetである。またこれは気象判断に大き
    な影響を及ぼしますが今まではここまでの詳細な情報取得が
    難しかったが簡単に取得が可能となった。

12−5

図12−6
12.3 経路間の距離
  ・全区間距離は、右枠の中に表示されここでは143.070NMです
  ・各区距離は、区間別表示枠に表示、区間3の距離は23.51NMです。
12.4 所要時間
  ・所要時間の表示には、メニュー「設定」で速度をセットしておく
   ことにより、全区間及び各レグ間のETEが表示される。
  ・ここでは全区間では、1:01’59” 区間3では、7’52”を表し
   ている。
12.5 方位情報
 ・各区間の方位情報は、区間表示ボタンが「ON」の時表示される
  選択範囲情報に示され図12−3緑枠で表示した部分に真方位
  で示される。  

  したがって各レグ毎表示させて取得する必要がある。
12.6 経路周辺の標高
 ・経路直下の標高がわかっても正確に飛行するとは限らない周辺
  の標高も合わせ知るには、次の高度別色分け標高表示が威力
  を発揮してくれる。
 ・色分け表示は図12−7のとおりであり、全般標高把握と地形特
  徴把握を容易にします。
12.7 稜線の断面図を見てみよう
 ・峠等は飛行要所であり稜線沿いに地形断面図を表示させて峠周辺の状況を正確に把握しておくことは重要である。
 ・断面図を作成始点にカーソルを置き右クリックでメニューから「断面図」を選択する。 
 ・稜線沿いに地点をクリックしていき最後に右クリックしてメニューから確定を選択すると自動的に断面図が作成される
12.8 断面図のツールバー
 ・ツールには、5つの表示操作ができ、縦軸、横軸、マーカ、部分選択機能、3D表示機能があります。
 ・グラフは、縦軸、横軸それぞれの表示項目で分析可能であり特にGPSトラック利用による航跡分析は、
  次回スッテプアップへの大きな資料となるでしょう 

図12−8

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